NAGAMIピアノ教室(見沼区)の永見です。
今日は、私が子供の頃定番のテキストだった「バイエル」について思うことを書きたいと思います。
上の画像は、私が使ったバイエルの上巻と今、導入で使っているテキスト「みんなのお稽古」です。
見ただけでも、今の時代のテキストの方が楽しそうでしょう。
講師紹介のページに書きましたが、子供の頃、このバイエルと言うテキストを使い、(といいますか、このテキストくらいしかなかったので仕方ないのですが)、面白くなくて面白くなくて挫折しそうになりました。
でも、ピアノが好きだったので続けていられました。
何故つまらないか?
想像に働きかける点が欠けていると思います。
想像力というか直感に働きかけて、すぐに分かるようになる、すぐに弾けるようになる、あるいは、すぐに弾けるように出来ている点が欠けていると思います。
子供の場合、直感で判るように音符の説明などしてありますと、飛びついてきます。
すぐに分かる、すぐに出来るようになるから楽しいのです。
今の教材は、楽しい絵が書かれてあったり、音符の説明が楽しかったりと感性に訴えてくる点が優れていると思います。
感性に訴えてくると食いつきやすいのです。
ですので、なるべくバイエルは使わないようにしています。
画像を見比べていただけるとより一層お分かり頂けると思います。
ですが、バイエルも指導者という立場になって改めて使ってみると、よく考えられてできている事が分かります。
手のフォームを整えるのに適しているので、他のピアノ教室から当ピアノ教室(見沼区)に移ってきて、手のフォームの指導を受けずに長年練習して独自の変な癖をつけてしまった生徒さんには使います。
そういう生徒さんは、楽譜が読めないと言うケースも多く、読譜力をつけるためにもバイエルは適しています。
特に上巻は、つまらない教材という認識が私にはありますが、このテキストが指導上適しているケースで用いいると、凄く良いテキストとなります。
手のフォームが整っていない、また読譜力がついていない生徒さんは、「出来なかった事ができるようになるのが楽しい」のでバイエルでもつまらない、とは言いません。
こういう生徒さんには向いている教材と言えると思います。
あと、バイエルの下巻はよく出来ている教材だと思います。
ブルグミュラーに入る前に、当ピアノ教室(見沼区)では使います。
下巻レベルになると、曲名が番号しか付いていなくても、感性に訴えてくる曲が多くなるので、指導の仕方次第で楽しくなります。
想像力に働きかけるよう指導していくとバイエルも上手く使えます。
当ピアノ教室(見沼区)では、楽しむ事を第一に優先しているので、バイエルはあまり使いませんが、バイエル下巻の音楽的な曲を受け入れられそうな生徒さんには使います。
能力と素質をよく見極め、使っていくとバイエルも良い教材になる、というのが当ピアノ教室(見沼区)の考えです。
見沼区で、ピアノ、コーラスを習うのでしたら、NAGAMIピアノ教室(見沼区)にお任せ下さい。
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新型コロナウィルスの感染拡大に不安の日々ですが、一日も早く収束し、皆様が、平和な日々を送れますように。
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