NAGAMIピアノ教室(見沼区)の永見です。
今日は、「ぼくのでんしゃ」という楽しい曲に挑戦しようとしているCちゃんのお話です。
ご両親にオモチャの電車を買ってもらって、組み立て、部屋でその電車を走らせています。
凄く速く走るらしく、絵に描かれてある男の子は、ご機嫌です。
嬉しくて嬉しくて仕方なく、両手を上げて飛び上がって喜んでいます!
その男の子にはまだ赤ちゃんの弟がいて、その弟も速く走るらしく電車を見て喜んでいます!
Cちゃんに
「この男の子、嬉しそうだね!」というと
「でんしゃがすきなこなんだね。
おとこのこのまえに ちいさなえきもある!
とんねるもある!
ぜんぶ じぶんでくみたてたんだね。
でんしゃは でんちではしるんだよ!
はやくでんしゃがはしって うれしいんだね♪
うちにも このおもちゃある!
おにいちゃんが くみたてて ときどき あそんでるよ。
わたしも くみたてるの てつだってる!」
と答えてくれました。
Cちゃんのうちにも電車のおもちゃがあるんですね!
それじゃ、テキストの絵に描かれてある男の子の嬉しい気持ちがよく分かるでしょう。
「Cちゃんのうちにも電車のおもちゃあるんだ。
じゃ、この男の子の電車で遊び嬉しい気持ちよくわかるでしょう?」
「うん。わかる!」
「じゃ、この曲はどんな曲?」
「たのしくて、うれしいきょく!」
「そうだね。楽しくて嬉しい曲だね。
この男の子の楽しくて嬉しいっていう気持ちを大事にしてこの曲は弾こうね。」
「はい!」
当ピアノ教室(見沼区)では、曲がただ上手に弾けるだけではなく、表情豊かに弾けるようになるように上記のようなやりとりを大事にしています。
今日は、どう曲か?とアプローチするのに主人公の気持ちを大事にしてみました。
そして、主人公が、おもちゃの電車を組み立てて、遊び、楽しくて嬉しい曲だという事をCちゃんは知りました。
この曲には
「ぼくのでんしゃ おへやをはしる」
という短い歌がついています。
この短い曲の中、先程Cちゃんとやりとりをした男の子の気持ちが入っているんですね。
短いですが、最初のリズムがちょっと難しいです。
ですが、最初の「僕の」のリズム、よーく聞いてみるとちょっと難しいリズムだけれども、楽しそうですよ!
曲の最初からもう楽しいんだ!という表情が、とてもよく表れています!
Cちゃんとこの曲を歌ってみました!
最初のリズム「タンターンタン」が難しそうです。
当ピアノ教室(見沼区)では、難しい箇所はなるべく楽しい遊びで攻略するようにしています。
そこで、リズム遊びの登場です!
何度も叩いてみました。
「最初のリズムは『タンターンタン』だよ。」
「タンターンタン、タンターンタン、タンターンタン、タンターンタン」
「もう一度『タンターンタン』を4回繰り返してみましょう!」
2回目になると、リズムがうまく取れるようになってきました!
さすが努力のCちゃんです!
リズムが取れるようのなったので、もう一回歌ってみることにしました。
すると今度は、上手く歌えています!
忍耐強く練習した甲斐がありました。
こういう練習を通して、忍耐を身につけてほしいと思います。
次は、音読みに挑戦です。
音読みは、当ピアノ教室(見沼区)の「出来る喜び」を味わう上で大事なポイントです。
新しい曲を勉強する時、必ずチェックしているだけあって、完璧に読めています!
長い目でみると、楽譜が読めると好きな曲が人の手を借りなくてもひけるようになるので、当ピアノ教室(見沼区)では、読譜には力を入れています。
音が読めたので、ピアノでこの曲挑戦です。
歌で、難しかった最初のリズムはちゃんと弾けるかな?
レッツトライ!
やってみると、タンターンタンのリズム、難しい!
「やっぱりむずかしい。」とCちゃん。
「一回で弾けるようになる人はいないよ。
一緒に練習しよう!」
一緒に練習することにしました。
タンターンタンのリズムを4回練習します。
この部分、主人公の男の子の楽しい!という気持ちがとてもよく表現できている部分です。
ここは、弾けるようになりたいところ!
努力のCちゃん、めげません!
「タンターンタン、タンターンタン、タンターンタン、タンターンタン」
何度か繰り返しているうちに段々と出来るようになってきました!
「出来るようになったじゃない!」
「やったー!」
「念のためもう一回練習してみましょう!」
すると、もっと上手くできるようになりました!
「さっきより上手になったよ!
いい感じ」
「さっきより うまくひけるようになった!
やったー!」
「じゃ、最初から最後まで通してみよう!」
最初から最後まで通してみました!
すると、最初のタンターンタンのリズムがとても生き生きと弾け、主人公の楽しい気持ちがよく表現出来るようになっているではありませんか!
とても良い感じです。
「この調子で一週間練習してきてごらん。
凄く上手くなるよ!」
そして、一週間後、
「せんせい、れんしゅうがんばったよ!
ひけるようなったよ!」ととても嬉しそうに言っています。
聞いてみると、曲の最初の難しいリズムが生き生きと弾けるようになり、曲全体も主人公の電車遊びが嬉しく楽しい気持ちがよく表れています!
文句なしの合格!
よく頑張りました!
この調子で進んでいきましょう!
Cちゃんの記録です。
覚えるくらい(暗譜で)練習してきました! 見沼区のCちゃん(6歳)
リズム遊びで生き生き「ほたるこい」 見沼区のCちゃん(6歳)
リズムやメロディーと一体になる事で練習が楽しく感じられる 見沼区のCちゃん(6歳)
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